オンラインで航空券を購入される際に注意すること
旅行会社で航空券の手配を担当しているとお客様からオンラインサイトで航空券を購入したが助けて欲しいと頼まれることがあります。
しかしながら他社オンラインで購入された航空券に関してお助けすることはできません。
オンライン航空券は安価なケースが多いですが以下のような点に注意が必要です。
逆に言うと旅行会社の手配スタッフはただ端末を叩いているのではなく以下のようなことを考慮しながら適切な旅程・運賃をお客様にご案内していると言うことです。
・氏名、姓名順、日付などに誤りはないか
・取消し、変更条件の確認
・販売旅行会社の連絡先、日本語対応の可否。
・乗継時間は十分か
オンライン航空券は人件費をかけずに安価に運営しておりますので、以下のような点を理解した上でうまく活用できるといいですね。
即時決済
オンライン航空券は予約と同時にクレジットカード番号を入力して即時決済・購入となるケースが大半です。
クレジットカード番号を入力する前に、氏名のスペル、姓名の順番、日付、搭乗クラスなどが間違っていないか確認後に決済が必要です。航空券は決済後は氏名のスペル訂正などできないのが一般的です。
氏名確認は自分一人ではなく複数人で読み合わせすると良いです。
表示運賃は片道なのか往復なのか
検索した際に表示される運賃が往復運賃なのか、片道運賃なのか注意が必要です。サイトによって表示方法はまちまちです。片道運賃表示のサイトを見て往復運賃と思い込み決済したら想定していた倍額で購入してしまったというケースもあります。
コードシェアー便
オンラインではコードシェアー便もたくさん表示されます。そのため便名は日系航空会社で購入したが実際には米系航空会社の機材であったというケースもありますので運行会社を予約時にご確認が必要です。
乗継時間
オンラインでスケジュールを照会しますと、本当に乗り継げるのかと思えるような短い接続時間の航空便組み合わせが表示されるケースがかなりあります。短い接続の航空券を購入し乗り継げなかった場合にはご自身で振替交渉をしたり、場合には航空券を買い直したりという手間がかかります。また預け荷物が行方不明になる確率も高くなりますので予約時点で接続時間も考慮する必要があります。
取消・変更条件の確認
取消料、変更料を負担すれば取消・変更可能な航空券であっても、オンラインで払戻・変更不可条件で販売しているサイトもあります。適切な取消料なのか複数のサイトを見比べるなど比較が必要です。
連絡先窓口は機能しているか
サイトが日本語であっても販売会社は日本にある企業とは限りません。むしろ安価な航空券販売会社は海外企業であるケースの方が多いです。
取消・変更時の連絡先窓口は記載があるか、記載があってもずっと話中ではないか、日本語対応はあるのかなどの評判を確認する必要があります。
払戻不可・変更不可の格安航空券だから連絡先は必要ないと思われるかもしれませんが、大雪・台風などの天候、ストライキ等の場合には販売旅行会社に振替確認などをする必要が生じます。
今回のコロナ流行では販売したオンライン旅行会社に連絡がつかず、予約の事前キャンセルができなかったため航空券が無効になったお客様もいらっしゃいました。
その他、空港が異なった空港間での接続になっていないか(例えばソウル金浦空港に到着し、ソウル仁川空港から出発)、乗継便はスルーチェックインができるのか、パスポートの有効期限や査証の有無の確認などオンラインで購入される場合には予約者ご自身で確認する必要があります。
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