GDS
航空便の予約システム。amadeus社、Sabre社、Travelport(システム名Galileo , Wordspan)社が世界でのメジャー会社。
その他に日本では地域GDSとしてJAL系のAxess社、ANA系のInfini社がある。AxessはWorldspanを、InfiniはSabreからシステム基盤を借り日本向けに展開している。
インボラ（インボランタリー）
お客様の都合ではなく航空会社側の都合による変更手続き。
エンドース（エンドースメント）
航空会社が他の航空会社に振り返ること。
割引航空券の場合はNon-endと記載されていることが多いがノン・エンドースメントの略で他航空会社には変更できない運賃種別のこと。
ゴーショー（Go Show）
予約をしないまま、又はキャンセル待ちのまま当日空港チェックインカウンターへ現れること。最近は空港カウンターでは航空券を購入できない空港・航空会社もあるので注意が必要。
コードシェアー便・共同運航便
1つの航空便に運行会社以外の他航空会社便名をつけて運行すること。
例えば日系J航空の機体に米系A航空の便名もつけて販売すること。この場合A航空便名で航空券を購入していても搭乗する期待・サービスはJ航空となる。チェックインカウンターも運行会社であるJ航空のカウンターでするケースが多く、また空港によってはA航空便の表示しかないケースもあるので注意が必要。なるべくトラベルを避けるため可能であれば運行航空会社便名で購入した方が無難。
ダイバード
目的地以外の空港に着陸すること。整備上の都合や急病人のケースだけではなく、悪天候の場合にも発生する。
ノーショー（No Show）
無連絡にてチェックイン締切時間までにチェックインをしないこと。最近はオンライン・チェックインが普及しましたがオンライン・チェックインを完了しているにもかかわらず空港へ来ないケースもあります。
ノーショーをしますとキャンセル料が高くなったり、航空券が無効になったりしますので注意。
ノーマルチケット
一番高額な普通運賃のこと。変更や取消条件がゆるい航空券。
なお2018年11月にIATAノーマル（IATA普通運賃）が廃止されました。IATAノーマルとはIATA加盟航空会社であれば自由に例えば往路JAL、復路ANAのような組み合わせも可能な航空券でした。
通常ノーマルというとIATAノーマルのことを思い浮かべる方が多いと思いますが現在は自由に航空会社を変更できるようなIATAノーマルはなく、キャリアノーマルという各航空会社が設定した一番高い運賃のことをさします。キャリアノーマルは販売航空会社が指定した航空会社しか利用できません。
ブッキングクラス・予約販売記号(Reservation Booking Designator /RBD)
エコノミークラスの航空券でも運賃種別によりY,B,M,Hなどと細かく記号で区別して販売座席数をコントロールしている。
プレートキャリア
航空券の発行航空会社のこと。航空券番号の先頭3桁の数字が発行航空会社の番号。
例 JAL -131 、 ANA – 205
別冊発券・別切り航空券
乗継の航空券を1 枚の航空券ではなく分割して2枚以上の航空券に分けて購入すること。乗り継げなかった場合の振替がなされないなどデメリットが多い。
ミニマムコネクティングタイム（MCT）
各空港ごとに決められた最低乗換時間で、航空会社やターミナル移動の有無、国際線・国内線への乗り換えかなどにより決められている。この時間を満たしていない乗継便は予約・発券ができない。無理に予約を作成したとしても強制キャンセルされてしまうことがある。この時間を満たしていたからといって必ず乗継保証されているというわけではない。
余裕をもってMCTの2倍の接続を考えていた方が無難。
リイッシュー・交換発行
予約と航空券は別物です。航空券を購入後に予約変更した場合には航空券を新しい予約内容（日付・便名・経路）に再発券することを交換発行(Re-issue)といいます。航空会社・旅行会社にとっては航空券を新規発券するより、交換発行の方が変更料規定を確認したり当初発券日の為替レートを確認したりと手間と時間がかかる作業です。
最近はGDS会社が交換発行を自動化するツールを販売しておりますがまだ手作業の世界です、
コメント